計器飛行証明取得への道〜口頭試問対策おすすめ勉強法〜

スポンサーリンク
フライト日記
スポンサーリンク

概要

こんにちは!管理人の釜めしです。本日は「計器飛行証明」の実地試験で、一番はじめに行われる口頭試問についての対策を書きます。
あくまで私のオススメ勉強法ですので、もっと良いやり方は色々とあるかもしれませんが、皆さんの参考程度にでもなれば幸いです!

おすすめの教材

まず、主に勉強に使った教材は以下の4つでした。

  1. 翼の友
  2. AIM-J
  3. AIP
  4. 航空法の教科書

おすすめ勉強法

では順に解説していきます。

その1.最初から「翼の友」を使っての勉強はNG

これは私が犯してしまったミスです。
私は最初、口頭試問対策の問題集である「翼の友」を使って勉強していました。しかし勉強を進めていくうちに、体系的に学習出来ていないことに気づきました。

なぜなら、「翼の友」はあくまで問題集であり、教科書ではありません。テーマごとに問題がまとまっているため、試験直前に追い込むためにはとても良い学習ツールなのですが、根拠ではないため「それは何に基づいたものなのか?」と教官に質問されたときに答えられないからです。
そのため、まずは根拠になるものからの勉強がおすすめです。(今考えると当たり前のことなのですが
・・)

計器飛行オーラル対策

まずはAIP&航空法を一読しておきましょう。これが根拠になります。AIPで特に読んでおくべきところは「AD」「ENR」です。そこに計器飛行で飛ぶための必要な知識が凝縮されています。
AIPで「この項目は何の法律に基づいているのか?」を調べるときには、航空法を開いて理解を深めましょう。

AIPは電子媒体でしか見れないので、計器飛行に関するところは印刷することをおすすめします。(半分は英訳なので、印刷するにしても大した量ではありません)

スポンサーリンク

その2.「AIP」&「航空法」を一読したら「AIM-J」を読みましょう

AIP&航空法をわかりやすく説明してくれているのがAIM-Jです。
特に(注)と書かれているところはマーカーを引いて重点的に頭に叩き込んでください。超重要なことが書かれているので、口頭試問対策だけでなく実際のフライトでも活用することができます。

Amazon.co.jp: AIM-JAPAN(AIM-J)[2021年 前期版](Aeronautical Information Manual Japan)日本航空機操縦士協会 発行 国土交通省航空局・気象庁(第8章)監修 AIMJ Japanese Ver : おもちゃ
Amazon.co.jp: AIM-JAPAN(AIM-J)[2021年 前期版](Aeronautical Information Manual Japan)日本航空機操縦士協会 発行 国土交通省航空局・気象庁(第8章)監修 AIMJ Japanese Ver : おもちゃ

その3.「飛行方式設定基準」と「管制方式基準」も見逃さずに

飛行方式設定基準と管制方式基準も忘れずにチェックしておきましょう。たいていの訓練校には置いてあると思います。
※ウン万円するので個人購入は厳しいと思います

「飛行方式設定基準と管制方式基準」は、出発・航空路・着陸のすべてのフェーズにおいて、なぜその方式になっているのか、なぜその基準になっているのかの根拠が記されているものです。つまり、基準を設定する側の目線にたって、より深く基準や方式を理解(=物事の本質を考える)ことができます。

例えば、航空路は中心線を飛行しないといけませんが、「なぜ中心線を飛行しなければならないのか」「どこまで逸脱することができるのか」「なぜその高度を守る必要があるのか」などの物事の本質を理解することができます
これはただ暗記するのとは大きな違いで、緊急時をふくめ、どこまでなら安全を確保できるのかが自ずと分かります。

暗記ではなく本質を考える大切さを身につけることは、どの職業でも必要なことだと思います。

その4.最後の知識確認で「翼の友」を使いましょう

ここまできたら、最後に知識の確認として翼の友を読みましょう。より実践型で、口頭試問の練習ができます。

翼の友
※画像を押すと販売ページへ遷移します

そしてぜひ行っていただきたいのは、定期的に同期で勉強会を開き、お互いに教え合うことで理解度を深めていく勉強法です。

もくもくと1人で勉強するのも大事ですが、分からない人に理解させること(=教えること)は遥かに難易度が増します。教えるためには、その単元を表面的に理解するだけではできません。本質から理解を行なった上で、その単元を多角から考え、知ることが必要になります。

また教えることで、今後プロパイロットとして働く上での、コミュニケーションの勉強にもなると思います。
今日も、沢山のスタッフやクルーが協力しあって、飛行機を安全に飛ばしています。100人いれば得意分野も100通りあります。だから皆んなお互いに足りないところを補完し合って、「安全」は保たれているのです。このお互いに協力し合う姿勢は、良いパイロットになるために求められることだと私は思っています。

スポンサーリンク

まとめ

上記でお話ししたことをまとめます。

  1. 最初は「根拠」の勉強から始めよう
  2. 次に「AIM-J」で知識を深めよう
  3. 最後に「翼の友」で試験に備えよう
  4. 勉強は一人でなく、同期と協力して行おう

計器飛行証明は最後の試験なので、これまでの内容に比べて格段に難しくなります。ですがこの期間で身につけたことは必ず、自分の成長に繋がってくると思います。雲の上はいつも晴天です。最後まで諦めずに頑張ってください!!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました